実際には音がなっているわけではないのに、音がなっているように聞こえる現象のことを言います。

頭の中や耳の奥で音が聞こえ、耳鳴（じめい）とも言われています。

他覚的耳鳴と自覚的耳鳴の２パターンがあり、他覚的耳鳴の方は聴診器などを利用して確認すれば、他人でもその音を聞くことができるもので、体内において何かその雑音の元となる原因があります。

自覚的耳鳴は、本人にしか聞こえない耳鳴りのことを指します。

自覚的耳鳴の原因となるのは、主に次の通りです。

１、ストレスや疲労

→人間関係などの悩みを抱えてストレスを強く感じている時や、ひどく疲れているときは、自律神経が乱れやすくなっているため、結果として耳鳴りが起こる可能性があります。

2、 睡眠不足

→睡眠不足も自律神経の乱れを引き起こす原因となり、耳鳴りを誘発させる原因になります。

３、自律神経失調症

→自律神経失調症で悩んでいる人の中にも、症状として耳鳴りを抱えている人が多く診られます。

4、 加齢

→程度の差はあれど、誰でも加齢することで耳が聞こえづらくなります。また、この場合の難聴の症状の一つとして耳鳴りも挙げられます。また、高音域から聞こえづらくなるという特徴があります。

この際に、聞こえづらい音を聞き取ろうとすることで、脳の活動は活発になることにより、耳鳴りが起こりやすくもなるのです。

ゼロスポ鍼灸・整骨院グループでは、施術のベースに東洋医学をおいています。

お灸を使って身体を温めることで、リラックス効果を高めた上で、緊張している筋肉に鍼治療を行います。

そうすることによって、少しずつ自律神経のバランスを整えていくのです。

鍼が苦手という患者様のためには、ハイボルトという電気治療もご用意しています。

同じく、自律神経の乱れを整える効果がある治療があります。

患者様それぞれの性質に合わせた治療を行うことを大切にしていますので、「鍼がちょっと怖い。」「鍼もお灸も実は初めてで心配」などという不安がありましたら、お気軽にご相談ください。

Q、耳鳴り以外にめまいや聞こえずらさも伴い心配です。放置しても大丈夫ですか？

A、めまいや聞こえずらさ（難聴）を伴う代表的な病気としてはメニエール病があります。
また、難聴を伴う耳鳴りが前触れもなく突然出ると突発性難聴の可能性もあります。
メニエール病の場合は、ぐるぐると目が回るようなめまいを伴い日常生活で支障をきたす場合が多いのですぐに受診ができますが、突発性難聴の場合はずるずると受診を先延ばしするケースが多くあります。治療開始期間が遅くなると病状が固定し、完治できない場合があるので、早期に受診すべきです。

Q、若い人でもなりますか？

A、なります。耳鳴りは高齢者だけがなるものと決めつけてはいけません。実際10〜30代の方でも発症します。その大きな原因はイヤホンなどのオーディオ機器の普及です。世界保健機構（WHO）では、長時間、大きな音をイヤホンで聞くことが、耳鳴り・難聴の原因の一つとして指摘しています。
また、ライブやクラブ・工事現場などの騒音が激しい場所で長時間いる場合も耳鳴りの発症原因になりますので、避けた方がいいでしょう。
ただし、このようなオーディオ機器や騒音による耳鳴りはすぐに消失します。ですが、同じ環境下で長時間繰り返し騒音に晒される場合は耳への負担が強いため、受診をお勧めします。